新入社員向けプログラミング研修の講師をした時に意識したこと
私はこれまでに新入社員研修のサブ講師を2回、他にも研修のメイン講師を1回経験させていただきました。
メインとサブ、どちらも経験した結果、私はサブ講師の方が性に合ってるなと思いました。理由としては、サブ講師の方が受講生を一人一人じっくり見れるし、話せるからです。メイン講師だとどうしてもカリキュラムの進行に頭を使ってしまって、ウロウロして全員の様子を見るということが難しかったです。もしかしたら慣れの問題かも知れませんが。
これまで講師経験をさせてもらって、自分でここは意識したな、という点をまとめておこうかなと思い、書くことにしました。主にサブ講師の視点です。
私が携わった新入社員研修の形式は、だいたい30人ぐらいが同じ教室にいて、5〜6人ぐらいで机を固めて島を作って研修に取り組んでいました。最初にメイン講師の講義を聞いて、その後に実習に取り組むというのを繰り返すというのがメインの進行でした。
サブ講師は、主に実習中に教室内をウロウロして、質問に答えたりちょっかいをかけたりする仕事です。
自分から声をかける
1日か2日経つと、実習中に、だいたい自分から手を挙げて質問をしてくる受講生と、そうじゃない受講生がわかってきます。自分から手を挙げてくる方は問題ないのですが、手を上げない方は、以下の3パターンがあるかなと思います。
- 詰まっているけど自分から手を挙げれない
- 詰まっているけど自分で考えたい
- サクサクと進んでいる
この3パターンは、見た目ではあまりわかりませんでした。3のサクサクと進んでいるというのは、「教材を見たり、自分で調べながら進めていけてる」という感じなので、教材を見ている間などは手が止まっているようにも見えるからです。
まずすくい上げたいのは1です。前述した通り見た目ではわからないため、片っ端から声をかけます。最初の2日〜3日ぐらいでとりあえず全員に一度は声をかけるようにしました。そうすることで、なるべく自分に対して声をかけやすい雰囲気を作ろうと思ったからです。ここで受講生と同じ視座に立って、「これめんどくさいよね」とか「確かにここわかりにくいね」とか、もしくは研修に関係ない雑談をしたりすると、質問が増えた気がします。
ただ、人見知りの方はやっぱりいるので、明らかに詰まっている様子で、声をかけても質問が出ないこともありました。その場合も根気よくこちらから声をかけていると自分から手を挙げてくれるようになりました。そういう瞬間はとても嬉しいです。
自分で考える機会を奪わない
上記の2のパターンで、自分で考えたいという方についてです。とは言っても、考えてもわからないようなことを考えていれば、すぐに教えるようにしていましたが。
こちらから「詰まっていますか?」という風に声をかけると、「詰まってるなら質問しろよ」という様なプレッシャーを感じるのか、自分で考えるのをやめて質問を投げてくる人がほとんどの様に感じられました。なので、私は声をかけるときに「助けましょうか? それとももう少し自分で考えますか?」と聞くようにしました。すると、「もう少し自分で考えます」という人が明らかに増えました。
「もう少し自分で考えます」と答えた人には少し時間を置いて改めて様子を伺いに行くようにしました。「さっきの解決しましたか?」と聞いて、嬉しそうに「解決しました!」と言われたら、良かったなと思います。自分で解決するしていくことでモチベーションアップにも繋がりますので、良い循環にもなるかと思います。解決してなかった場合も、少し時間を置くことで問題点を整理できたのか、割と質問が理路整然としていることが多かったように感じられました。
わからないことを誤魔化さない
初学者の質問は、割と深いものが多く、私のまだまだ浅い知識では太刀打ちできないこともままありました。そういう時に、誤魔化さずにわからないものはわからないとはっきり言うようにしていました。受講生達は頭が良いので、変に曖昧な説明をすると「こいつわかってねえのに誤魔化してるな」と思われそうだったからです。そうすると、正直にわからないと言うよりも格段に信頼を落とすことになるかと思います。講師が不誠実なところを見せると一気に信用がなくなり、その後とてもやりにくくなるかと思うので、わからないことは正直にわからないと言うべきかなと。
ただし、わからないと言う時は、必ずセットで「調べてわかったら共有しますね」と言うようにしていました。そして大概は自席でネットで調べるか、帰って書籍を読んだりコードを書いたりして次の日に伝えることをしていました。確信がなければ、「おそらくこうだと思うけど、間違ってたらごめんね」と予防線を貼って断言をしないようにしたりもしていました(笑)
ただ、これもあまり乱用すると信用を無くすかなと思ったので、断言できるところはなるべく自信を持って断言するようにしていました。自信のない講師についていこうと思う受講生は少ないでしょうから。
なるべく「わからない」と言わないために、あらかじめ質問されそうだと思ったことは、事前に勉強することも多かったです。
ポジティブフィードバックを忘れない
これがなかなか難しいのですが、指摘する時に直すべきところばかり注意したり、ただ質問に答えるだけだと、できているところまでダメだと思ってしまいがちです。ですので、良いところは良いとはっきりいってあげることで、その人の良いところをキープすることが大事だと思いました。ポジティブフィードバックをしないと、「あれ? こういうところ良かったのになんでやらなくなっちゃったの?」ってことがあったりします。良いところは良いとはっきり言ってあげると、自信を持ってできるし、モチベーションにも繋がるかと思います。
受講生同士で教え合っている時は介入しない
これは私のスタンスとして、そうしているだけなのですが、受講生同士で教え合っている時は介入しないようにしています。教え合っている時って、講師がちょっとでも側に立つと講師の顔を伺ってしまうんです。「私の説明合ってますよね……?」という具合に。そして段々と自信がなくなってきて、最終的に講師に聞く、という流れになるケースが非常に多かったです。せっかく自分の理解を言語化できてるのに勿体無いなと。
これについては難しくて、せっかく教え合っていても間違った知識を定着させていたら元も子もないから、側で聞いていて間違った時に修正してあげたいという気持ちもあります。でもやっぱりそうすると説明している方は段々自信を無くしてきちゃうので、教える側に立たなくなっちゃったりして……。
ですので、私は受講生が教え合っている時はなるべく離れて、会話が終わった頃ぐらいに、「さっきなんの話してたんですか?」という形で聞くようにしていました。その時に間違ったことを言っていたら修正するようにしていました。もちろんポジティブフィードバックは忘れずに。
具体的な言葉としては「人に説明したことで自分の理解も深まったんじゃないですか?」とか「このグループには◯◯さん(教えていた人)がいるからサブ講師としてはとても楽ですね〜」とか言っていました。前述したように、間違ったことを教えてしまったのを気に病んで教えることに消極的になってほしくなかったからです。教えることは良いことなんだよ、と暗に言ってるつもりでした。
開発合宿で奈良に行ってきた
GW前半、個人アプリの開発で奈良県に合宿してきました。
yamatosyatyu.wixsite.com
gojo-challenge.com
民家の一棟貸
今回利用した宿泊所の標というところは、古民家のような建物を一棟貸しているところでした。
400年前に建てられた民家とかもあるそうです。
宿泊所はとても広くて、頑張れば50人ぐらい泊まれそうなところに僕たちは4人で泊まりました。
古民家なので、和式の古いトイレを想像していたのですが、改装されてるようで全てのトイレがかなり綺麗でした。
同様にお風呂も今時のパネルで沸かすタイプのお風呂だったので安心しました。
冷蔵庫もあって食器もたくさんあるので、みんなでわいわいご飯を作って食べるのも楽しいです。
近くに24時間のスーパーがあるので、食材の調達も現地でいつでもできます。
大きい土鍋もあったので僕たちはみんなで鍋を作って食べました。
ちなみに冷蔵庫には前回の人が置いていった調味料などもあるので、買い出しの前に確認すると良いと思います。
古民家なので、夜は少し雰囲気が出るので、怖がりな人は近くに温泉があるのでそっちに行きましょう。
www.riversidehotel.co.jp
今回、1人とても怖がりな人がいたので1日目に騒ぎまくってうるさかったので2日目に温泉に行きました。
もう1点、気をつけなければならないことがありまして、出かけるときは門の鍵をかけないのといけないのですが、この鍵がすごくかけにくいです。。
かなりコツがいるので、明るいうちに挑戦してコツを掴んでおくことをお勧めします。
宿泊所のまとめとして、メリットデメリットをあげるとこんな感じです。
メリット
- すごく広い
- みんなでわいわいご飯作って食べれる
- トイレめっちゃ綺麗
- ちょっと弱いけどWi-Fiある
- 周辺が意外に充実してる(スーパー、コンビニ、温泉など)
デメリット
- 夜は雰囲気が出る
- 鍵が閉まりにくい
合宿施設
宿泊施設とは別に宿泊施設から歩いて10分ほどの場所に合宿施設もあります。
合宿施設もかなり広く、10人ぐらいは作業できる広さがあります。
Wi-Fiはもちろん、プロジェクターやホワイトボードも置かれています。
ネスカフェのバリスタがあって、コーヒー飲み放題。紅茶パックなどもありますよ。
まとめ
周辺はとても雰囲気が良く、落ち着いているのに、少し歩くと24時間スーパーや温泉もあってすごく便利!
宿泊施設はとても広いので大勢で行くととても楽しそうです。
気分転換でプログラミングに集中するための合宿施設とてもお勧めです。
近くにサッカーコートや体育館もあるそうなので、フットサルなどのスポーツの合宿でも使えるそうですよ。
今度はフットサル合宿で利用してみようかなと思います。
H2の接続モードについて調べてみた
ずっと後回しにしていたH2DBについていろいろ調べてみた。
きっかけは、Springbootで起動したH2にDbSetupからアクセスできなかったことから、H2のことをもっと知ろうと思った。
ぼんやりとした知識
- なんかインメモリで動く組み込みのデータベース
- インメモリだけじゃなくてファイルでデータを扱うこともできるよ
- インメモリではアプリ(Springboot)を落とすとデータが消えるので開発時には便利
ぐらいの感じでした。
調べてみた
公式ドキュメントを読んでみました。
QuickstartやTutorialを読んでみましたが、使い方は書いてあるものの、知りたいことはやっぱりわからず。
自分の知りたいことってなんだろう?考えてたんだけど、なかなか言語化できず、検索できなかったんですよね。
「仕組み」とはちょっと違うし、「中身」でもないし、何知りたいんだっけ?みたいな。
公式ドキュメントを読み進めていくとドンピシャのがありました。
あ、機能を知りたかったんだ。と。
接続モードが3つある
- 組み込みモード
- サーバーモード
- ミックスドモード
組み込みモードについて
SpringBootでデフォルトで接続されるのがこのモード。
ローカル接続
jdbc:h2:~/test や jdbc:h2:file:~/test のようなURLで接続した場合はローカルのファイルを使ってデータを保存するモード(ローカル接続)になります。
インメモリ接続
jdbc:h2:mem:db1 のようにh2:のあとに mem を付けるとインメモリでの接続となります。
また、名前なしのURL(jdbc:h2:mem:)で起動した場合は非公開(private)のデータベースを開くことになります。
この場合、同じURLで開いた場合は2つの異なるデータベースが開かれるので、同じデータベースにはアクセスできないということです。
同じインメモリに複数接続したい場合は、名前ありのURL(jdbc:h2:mem:db1など)で起動します。
この場合は、同じ仮想マシンとクラスローダー内に限り、同じ名前で開くと同じデータベースに接続可能です。
さらに、別のプロセスからアクセスしたい場合は、インメモリデータベースが作成されたのと同じプロセスでTCPサーバーを起動すれば、jdbc:h2:tcp://localhost/mem:db1などのデータベースURLを使用してアクセス可能です。
SpringBoot の場合はデフォルトがインメモリで、TCPサーバーが起動されていないので、TCPサーバーを起動すれば、冒頭の私の悩みである「DbSetupで接続したい」が叶うわけです。
SpringBootでH2のTCPサーバーを起動する方法は下記記事を参考にしました。
Querying the embedded H2 database of a Spring Boot application - techdev Solutions GmbH
サーバーモードについて
JDBCまたはODBC APIを使用してデータベースをリモートで開きます。
同じまたは別の仮想マシン内または別のコンピュータ上でサーバーを起動する必要があります。
このサーバーに接続することにより、同じデータベースに同時に接続できます。 内部的には、サーバープロセスは組み込みモードでデータベースを開きます。
すべてのモードと同様に、永続メモリとインメモリの両方のデータベースがサポートされています。
ドキュメントにはこんな感じで書かれてます。
同じデータベースに同時に接続するためには、このモードで立ち上げる必要があります。
jdbc:h2:tcp://localhost/~/test のようにh2:のあとにtcpを付けるとサーバーモードで立ち上がります。
インメモリ接続のところにも書きましたが、起動したあとは jdbc:h2:tcp://localhost/~/test で接続します。
ミックスドモードについて
混合モードは、組み込みモードとサーバーモードの組み合わせです。
データベースに接続する最初のアプリケーションは組み込みモードで動作しますが、別のアプリケーション(異なるプロセスまたは仮想マシンで実行中)が同じデータに同時にアクセスできるようにサーバーを起動します。
ローカル接続は、データベースが組み込みモードでのみ使用される場合と同じくらい速く、リモート接続は少し遅くなります。
サーバーは、サーバーAPIを使用してアプリケーション内から開始したり停止したり、自動的に(自動混合モード)開始することができます。 自動混合モードを使用する場合、データベースに接続するすべてのクライアント(ローカル接続またはリモート接続のいずれであっても)は、まったく同じデータベースURLを使用して行うことができます。
ドキュメントにはこんな感じに(ry
前述の、インメモリで接続してTCPサーバーを起動するのがミックスドモードということでしょうか。
「自動混合モード」はどうやったら使用できるのか、とか。ドキュメントのどこ見たら書いてあるんだろ。。。
気が向いたらまた調べときます。
おまけ
よく、「同じURLで接続してるのになんかうまくいってない!」とかあったんですが、たぶんPrivateで開いてたから同じURLでも違うデータベース開いてたんでしょうね。
これ、違うデータベース開いてるのか、ちゃんと接続してるけど何かしらの理由でうまくいってないのかの判別が難しいと思ってたのですが、良いオプションがありました。
String url = "jdbc:h2:/data/sample;IFEXISTS=TRUE";
IFEXISTSをTRUEにしてあげると既存のデータベースを開くことのみを許可することができます。
この場合、データベースが存在しない場合は、接続しようとすると例外がスローされます。
これは便利。トラブルシューティングに使えそうです。
まとめ
H2には接続モードが大きく分けて3つある。最低でも組み込みモードとサーバーモードの違いは知っておかないと使うのは厳しそう。(今までよく使ってたな。。。
ミックスドモードでどう開くのかは謎のまま。
DDDしてみた
2017/6/24のKANJAVA PARTY 2017 !!!で@haljik さんのセッションを見て、挑戦してみました。
作るもの
お題として、簡単なSNSを作ろうと思います。
誰かが「投稿した記事を、誰でも見れる。」というだけの超簡素なSNSです。
人・物・事分析
その業務に登場する、人・物・事を並べたてます。
- 人=投稿者、閲覧者
- 物=記事
- 事=閲覧、投稿、検索、コメント
こんな感じでしょうか。
まず、人としては、投稿者と閲覧者がいます。
物は記事だけかと思います。記事に対して何か事を起こします。
事は、閲覧者が記事の検索、閲覧、コメントをしたいですし、投稿者は投稿したいです。
時系列
独立してある人や物をまず並べてそれが起こす主要なイベントを時系列で並べます。
- 投稿者と閲覧者がいる
- 投稿者が記事を投稿する
- 閲覧者が記事を検索する
- 閲覧者が記事を閲覧する
- 閲覧者が記事にコメントをする
- 投稿者が記事にコメントを返す
こんな感じで並べてみました。
モデル化
人・物・事分析で出た要素を時系列分析で関連付けし、依存の方向を決めます。
モデル図はこんな感じで作ってみました。
作ってみてわかったんですが、矢印が記事に集中してます。つまりこの業務のコアはこの分析では記事ですかね。
コードを書く
これをそのままコードに落とし込んでみます。
投稿者
public class Author {
private String name;
public Author(String name) {
this.name = name;
}
}
記事
public class Article {
private Identifier identifier;
private Author author;
private Title title;
private Contents contents;
public Article(Identifier identifier, Author author, Title title, Contents contents) {
this.identifier = identifier;
this.author = author;
this.title = title;
this.contents = contents;
}
}
検索
public class Search {
private Articles articles;
public Search(Articles articles) {
this.articles = articles;
}
}
今日のところはこんな感じです。
「和田卓人の“テスト駆動開発”講座」を読んだ
これです。
この連載は、WEB+DB PRESSfでテスト駆動開発の特集をしたときにフィードバックに答えるために企画したそうです。
フィードバックの内容として、「もう少し初心者にもわかりやすく」「もっと突っ込んだ内容をもう少し詳しく」「もう少し実践的に」という内容があったようで、連載の前半は初心者にもわかりやすく連載第2回は「テスト駆動開発」とは何か?というタイトルで連載が始まっています。
さらにテストとはどういうものなのか、テスト駆動に慣れていくのにはどうすれば良いのか、という内容に触れ、後半では和田さんがTDDに目覚めた話なども入っております。
TDD初心者でも最初から読み進めると一歩ずつ理解できるような構成になっていると感じました。
また、連載の各記事の最初に動画があって、ホワイトボードを使って解説してくれているので、わかりやすいと思いました。(記事はその動画を文字に起こしたという感じ
とくに印象に残った
第3回 「テスト」という言葉について ── Developer Testing,Customer Testing,QA Testing
第3回の記事でテストという言葉広義に解釈されるので、まずテスト駆動開発における「テスト」とは何なのか?という説明がされているのですが、ぼくもこの「テスト」という言葉を誤解していて、この回を読んでDeveloper Testという言葉を知ってテストに対する考えがわかりました。
第9回 テスト駆動開発の「サイクル」――次にテストリストでToDoを洗い出し,レッド,グリーンでサイクルを回す
ToDoをテストリストという形にしてやるべきことを明確にする。
開発対象の機能を考えている際には,
こういうことをやらなければならない, ああいうこともやらなければならない, という課題・ ToDoが次々に浮かんできます。それらのToDoを, まず簡単に箇条書きにしていくんですね。箇条書きにするのは紙でもテキストファイルでも結構です。これをテストリストといいます。
さらに、大きい機能をRED-GREEN-リファクタリングのサイクルで回すときはREDの状態が1週間や2週間かかるかも知れない。その状態は好ましくないので、そういう場合は小さい機能にテストリストとして分けてそれをRED-GREEN-リファクタリングのサイクルで回していくんだ。みたいなことが書かれてます。
タスク分割のときの考え方に基づいてるのかなと思いました。大きいタスクは分割しないとね。
ただ、REDの状態が1週間というの極端ですが、実際はREDの状態はどのぐらいを目安にしてるんでしょうねー。というのは気になりました。が第10回はそれが題材でした。笑
第10回 テストの最小単位は不安
ぼくが第9回で感じた疑問「実際はREDの状態はどのぐらいを目安にしてるんでしょうねー。」はREDがどのくらいの時間になるのかで分けるのではなく、不安に感じている最小の部分をテストするということでした。
例えばif文1つでも不安と思うならテストをするってことです。
プログラマとしての私は,
if文の条件部分のミスや, 配列をループしたりするときにカウンタ値を1個間違えてしまう (フェンスポストエラー) といった, すごい単純ミスが多いんですね。
これにはすごい共感して、ぼくも単純ミスが多いのでTDDでカバー出来たらと思います。
あと学習テストの話。
これからコードを書く際に,
自分が使おうと思っている技術, たとえば未経験のライブラリの使い方に対して不安がある場合に, それをテストの形で書いて技術検証することを 「学習テスト」 と呼びます
私は何回やっても忘れてしまうことが多いため,
暗記できないものに関しては, 自分でその場でライブラリの使い方などに対するテストを都度書いていって, その使い方が機能する (テストがグリーンである) ことを自信の根拠にします。
これもすごく共感しました。忘れちゃうんですよね。。。
学習テストという言葉も初めて聞いたのですが、先輩がライブラリの使い方調べてるときに調査用のリポジトリ立ててテスト書いてたのを思いだました。あれが学習テストだったのだと。
これからは意識してやっていこうと思った。
第11回 テストの資産価値
不安をテストにするなら、新人は不安だらけだからすごく小さいテストが多くなる。
そうした場合、リファクタリングとか仕様変更とかでテストが要らなくなるケースがある。
新人はそれに対して「もったいない」と感じる人がいるが、そういう人に対してどう思いますか?という質問からの記事です。
これはぼくも気になっていて、「もったいない」とは思わないんですが、テスト自体消して良いのかな?と思っちゃいます。
今まで必要で書いてきてて、それが要らなくケースとは?そこリファクタリングするときどうするの?って。
その答えは
リファクタリングで小さい粒度のテストが赤くなったときには,
もうそのテストは役目をある程度果たしていると考えています (注1)。 ですから,
テストをその時点で捨ててしまうこともあります。ただし, 小さいテストを捨てるという判断をするときには, 当然それらのテストを包含している大きいテストがあることが前提です。
でした。
なるほど、それらを包含しているテストがあれば確かに要らないか・・・。
ただし、TDDで開発してるんだからその包含しているテストも速くないといけないよね。ってことで良いんですよね?
それらを包含しているE2EのテストをFluentLeniumで作ったから捨てるぜ!ってわけにはいかないですよね?って理解であっているかな。
第20回 テストコードの重複はアリかナシか
ここは連載で意見が割れてたところなんですが、ぼくは重複ナシ派だなーと。
厳密に言えば、なるべく重複なくしたいなーと。仕様が変わった時に重複箇所全部触るのはちょっとなーという感じです。
ただ、テストコードの重複をなくす=テストコードのリファクタリングをするという話は大きくなるそうで。
なぜ大きいトピックかという説明を,
少しだけしましょう。リファクタリングをするためには, テストが必要ですというのが, リファクタリングの大原則としてあります。ということは 「テストのリファクタリングを行うときには, テストのテストがないといけない」 という話にどうしてもなってしまいます。
確かに!これどうするんだ。。。
『達人プログラマー』ですこし言及されてるみたいなので読んでみようかな。
まとめ
この連載2007年開始なんですね。。。
この業界は技術の進歩が速いので、ぼくは2年、3年前の記事は割と懐疑的に見るんですが、この連載はまったく色褪せていないと感じました。
まずはTDDでコード書いてみようと思います。
TDDについてちょろっと調べてみた
なぜ調べる経緯に至ったか
勉強会でサービスを作っていまして、そのプロジェクトでふと、単体テスト書けてなくね?となりました。
あれ?最初は書くようにしてたのにいつ間にか形骸化してるじゃん。どうしよ。ってなって、じゃあTDDでやったらいいかも!と提案したのが始まりです。
じゃあ次からTDDでやろう!と決まったは良いものの、TDDについてはよく知らない。ユニットテストから書いていくことだよね?ぐらいの知識でした。
なので、TDDってどんな問題を解決するものなのか、そもそもテスト書くの忘れるからTDDって訳でもなさそうな気がする。と思って調べてみました。
どう調べたか
ググりました。「TDD やり方」「TDD メリット デメリット」「TDD 目的」とかで調べました。
見つけた記事
- TDDという名の幻想... - Qiita
-
2014-04-24 - やっとむでぽん TDDは死んだの和訳
-
テスト駆動開発とは何か、それを気に入っているのは何故か、あなたも使うべきなのは何故か | 開発手法・プロジェクト管理 | POSTD
基本的にQiitaの記事は荒れてる印象でした。TDDについて書くの怖くなった。笑
技評の和田さんの連載が素晴らしくて、まだ第3回までしか読んでないけど、これ無料で読めて良いんだろうかと。
なぜTDDでやるのか?
色んな記事を見る限りは「開発者のため」なのかなーと。
当たり前だろ!と思うかも知れませんが、これ結構誤解されがちなんじゃないかなーと思います。僕も誤解していたかも。
TDDは素早いフィードバックと開発者の安心のためとどこかの記事に書いてました。
そして和田さんの連載では
Developer Testingは,
開発者が開発者のために, 自分自身のために, もしくはチームメンバーのために行うテストです。
このように書かれてます。
和田さんの連載によると、テスト駆動開発におけるテストとは、品質保証ではなく、Developer Testingという開発者のためのテストであるということでした。
完全に品質保証のテストをやるものだと誤解してました。
Qiitaで盛り上がってる記事もこの辺を誤解しているように見えます。TDDでテストカバレッジを100%に近づけるのは無理だ。的な。
話は逸れますが、テストカバレッジは80%以上になれば100%にしようと大きな効果はないといった記事を見つけたので、その辺りも勉強したいところ。
TDDどうするのか
RED-GREEN-リファクタリングのサイクルを回すのだ!これは前の現場で実は教えてもらってて、改めてそうだったなー。と思い出しました。最近できてなかったや。
- まずプロダクトコードを書く前にテストコードを書いてテストをこかす。
- テストが通るように実装する
- テストが通る状態を保ちながらリファクタリングする
簡単に書くとこんな流れ。詳しくは和田さんの連載をみてください。
TDDをやるときの心構え
素早いフィードバックを得るためという目的があるので、テストは速い状態を保たないといけない。
あとはわかんない。ちょろっと調べただけだから。
TDDが白熱するところ
雑に書きます。
- テストしにくいところどうするの?
- 開発コストでかくなるんじゃね?
- 遅いテストを書くんじゃねえ
- 全体的に極端に捉えられがち
なんか議論が白熱してるところはこんなところなのかな。
TDDは死んだとかあまり何が言いたいのかよくわかんなくて。原文読んだらわかるのかな。
Mock化しまくってテストするべきところができねーじゃん。って言いたいのはなんとなくわかった。
開発コストは、デバッグとかも考えるとむしろ最終的にコストが小さくなるんじゃないのかなと思ってます。
まとめ
テスト書くの忘れる防止のためとかではなかった。
でもTDDやってみようと思います。安心したいし。
深く調べた訳ではないので、次はもう少し議論白熱してるとこに焦点当てて調べて行きたいです。
BDDとか、テストファーストとかってワードも出てきたのでそちらも合わせてちょっと調べれれば。
TDDやる上での仮説
- 開発者が安心できるはずだ
- 素早いフィードバックを得れるはずだ
- 開発コストは膨らまないはずだ
検証できない仮説ばかりを立ててしまった。。。
FluentLeniumで自動テストを用意する「前」に迷った話
E2EのテストにFluentLeniumを使いたいと思っているんですが、どんなふうに導入すれば良いかわからず困りました。
テスト対象
具体的に何を迷っているかというと
- テスト対象とは別プロジェクトでFluentLeniumだけを動かすプロジェクトを作る
- テスト対象と同じプロジェクトで単体テストと同じパッケージに作る
このどっちにすれば良いんだろう。で迷っています。
実は前いた現場では前者で実装しておりました。しかし、どっちが一般的というか、正しいお作法というか、そういうのがわかりません。
別プロジェクトで作る場合
想定するパターンがいくつかあって、1つはリポジトリ直下にプロジェクト2つ置いちゃう。
project
┣ product
┃ ┗ build.gradle
┗ e2e-test
┗ build.gradle
こんな感じかな。(だれかパッケージ構成をブログで簡単に書ける方法を教えてほしい)
この場合、Gitで落としてきてIDEでプロジェクトimportするときは product と e2e-test を両方importしないといけない。(ちょっとめんどくさい)
もう1つは、Gradleでマルチプロジェクトにしちゃう。
project
┣ product
┃ ┗ build.gradle
┣ e2e-test
┃ ┗ build.gradle
┗ build.gradle
これは project ごとimportしたらsubprojectもimportできるのでいける。と思う。
Gradleでのマルチプロジェクトはまだ勉強中でわからないことが多い。
ただ、productはマルチプロジェクトじゃないのになーとは思う。
同じプロジェクトで作る場合
project
┗ product
┣ main
┣ test
┃ ┣ unit
┃ ┗ e2e ←ここに置く
┗ build.gradle
この場合は、TDDで開発する際に、気軽に全テスト実行できないんじゃないかという不安がある。
パッケージさえ分けておけば問題ないのかも知れないけれど。(Ctrl+S押したくなるタイミングでunitの全テストして、コミットしたくなるタイミングでe2e含む全テスト動かすみたいな)
あとは、CIどうしよ。unitだけciでテストできる設定とかあるんだろうか。その辺も詳しくないので要調査。
結論
わからない。
ドキュメントとかSampleとか見てたら後者が多い気がするなーという感。
ただ、前の現場で前者でやってて特に不便は感じなかった。
今回は後者でやってみて知見が得られたらここに書くことにする。
一応、後者でやっていく上での想定を書いておく。
メリット
- マルチプロジェクトにする必要がない(今ある知識でいけそう、importどうこうも気にしなくて良い)
デメリット
- うっかり全テスト流してしまって慌てて止めて残念な気持ちになるかもしれない
- CIどうしよ(今ある知識では無理かもしれない)